金魚の行動の急変


ご質問者:まりも
質問内容:うちの水槽には7年前から金魚すくいでもらってきたワキンが一匹います。現在の体長は20cm程です。
去年の春ごろから、片側のお腹の肛門付近が膨れ始め、水換えをするたびに、膨れたお腹のほうを上に向け、プカプカと浮いてしまうことが何度もありました。
初めてこの状態になった時、ペットショップに電話し、相談したところ、「浮き袋の異常で絶食するしか方法はない」といわれました。絶食を数日すると、普通に泳ぐようになりまりた。以来この繰り返でした。しかし、普通に泳ぐようになったと言っても、上から見ると片側だけが膨れ、体全体が湾曲してるように見え、主に水槽の上のほうでじっとしている感じでした。
ところが、二週間前から、水槽の底でじっとしたまま、ほとんど動かなくなってしまったのです。たまに動いたと思ったら、急に猛スピードで水面に向かって泳ぎ、水槽から金魚自身が出てしまうのではないかというぐらい顔を水面から出します。そしてすぐ何事もなかったかのように底にもぐり、じっとしています。
餌をあげようにも、底にいたままで反応しないのでどうしたらよいか困っています。
回答者:日本のディスカス
回答内容: お腹が片方だけ膨らみ、湾曲しているようなのは腎腫大症の可能性が高いかもしれません。この場合だと、転覆するようになってしまう事もあります。この病気の場合、現在のところは効果的な治療法がないので、水質悪化や急な環境変化など、基本的なことは特に気をつけてあげるようにしてあげてください。
 また、急に暴れるような行動の場合だと、鰓の病気や体に寄生虫等の虫が付いているのかもしれません。念の為、体表面を特によく観察し、寄生虫が確認できれば取り除いてあげてください。
鰓の病気の治療法としては、魚が弱っているような事がなければグリーンFゴールドかパラザンDによる薬浴と、0.5%の塩浴併用で様子を見てあげるのが効果的です。なお、薬は一度に規定量にするのではなく、魚の様子を見ながら何度かに分けて規定量にするのがいいと思います。

戻る戻る